250ml/500ml/1000mlは中ポリ栓付アンバー遮光瓶入



スイートフェンネルのエッセンシャルオイルは、アニスにも似た甘い香りと、スパイシーなほのかな苦味がひとつに溶け合ったような独特な芳香を持ちます。


【品名】スイートフェンネル(茴香・ウイキョウ)
【英名】Sweet fennel
【学名】Foeniculum vulgare
【科名】セリ科
【抽出部位】種子
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【原料産地】フランス共和国
【グループ】スパイス系
【ノート】トップノート～ミドルノート

■　フェンネルとは？　

スイートフェンネルは南部ヨーロッパから西部アジアが原産のセリ科の多年草で、草丈1～2mほどに成長します。全草が強い香りに包まれた植物で、鳥の羽のようなしなやかな葉をもち、初夏～夏にかけて傘のように広がった形の黄色い花を咲かせ、秋には7～10mm程度の長楕円形をした茶褐色の種子を実らせます。ハーブとして利用されるのは主にこの種子の部分で、西洋ではブーケガルニに欠かせない存在として知られ、インドではカレー料理に、中国では五香粉の原料として用いられています。その他にもパンやアップルパイ、クッキー、ピクルス、リキュールや調味料の風味づけにと、幅広い用途に使われています。本商品はスイートフェンネルの種子から水蒸気蒸留法で採油された100％エッセンシャルオイル（精油）です。


■　フェンネルの名前の由来　

英名の「fennel」は、枯れているように見える外観から「干し草」という意味のラテン「foenum」を語源とするといわれいます。ギリシャ語ではフェンネルのことを「Marathron」と呼びますが、これは「細くなる」という意味の「Maraino」から派生した言葉といわれます。また、フェンネルの和名は「ウイキョウ」で、中国では漢字で「茴香」と書きます。これは腐りかけた魚肉にフェンネルをまぜるとよい香りが回復することから「回香」と呼ばれたことに由来するといわれています。


■　フェンネルの歴史　

歴史上もっとも古い作物のひとつとされるフェンネルは、古代ギリシャ・ローマ時代に栽培されていた記録があり、古くから人々の生活に深く結びついていた植物です。古代エジプト人は「フェンネルを見て摘まない者は愚かだ」と考えていました。パピルスにもフェンネルに関する記述が残されており、古代ギリシャの医学者であるヒポクラテスや、古代ローマの植物学者たちも、フェンネルに注目していたといわれています。また、古代ローマの女性達の間ではフェンネルはお茶として人気が高かったといわれています。


■　フェンネルと相性のよい精油　

レモン、 グレープフルーツ、 ベルガモット、 ライム、 レモングラス(West Indian)、 レモングラス(East Indian)、 サンダルウッド・オーストラリア、 サンダルウッド・マイソール、 イランイラン、 ラベンダー・クロアチア、 ラベンダー・ブルガリア、 ラベンダー・フランス、 ローズゼラニウム、 ローズダマスク・アブソリュート など。


■　使用上の注意　

ご使用に関しましては関連書籍等をご参考下さいますようお願い申し上げます。