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レモングラス/ドライハーブ・ハーブティー
【英名】 Lemongrass
【学名】 Cymbopogon citratus
【科名】 イネ科
【部位】 葉
【産地】 タイ
レモングラスとは?
レモングラスはインド原産のイネ科の多年草木で、草丈80~120cmくらいにまで成長します。細い葉が特徴で、イネやススキに見た目もよく似ていますが、葉や茎にレモンに似た味と芳香を持ちます。レモングラスのその香りと味は、世界三大スープでタイ料理の代表的メニューのトムヤムクンをはじめとした、エスニック料理に欠かせない存在で、東南アジアにおいては葉の多くが食用されています。レモングラスには主にインドで生産される「レモングラス・イーストインディアン(Cymbopogon flexuosus)」と、西インド諸島で生産されている「レモングラス・ウエストインディアン(Cymbopogon citratus) 」の二種類があります。いずれのレモングラスも、レモンの芳香成分でもある「シトラール」を多量に含んでいます。
名前の由来
属名の「Cymbopogon(キンボポゴン)」は、「舟」を意味する「kymbo(=Cymbo)」と、「ヒゲ」を意味する「pogon」が語源とされ、この植物の稲の穂が、舟に似た形でヒゲが多いことに因んでいるといわれています。レモングラスは和名で「香水茅(コウスイガヤ)」とも呼ばれていますが、同じオガルカヤ属の植物であるシトロネラやパルマローザなどもこの名で呼ばれています。
レモングラスの歴史
ブータンでは竜神がくわえている植物がレモングラスであるという説があり、古くから大切に栽培されてきました。 レモングラスは数千年にわたって人々に好まれてきた植物で、イン ドではレモングラスの赤い茎を指した「チューマナ・プールー」という名で知られています。また、レモングラスの精油(エッセンシャルオイル)は、「インドバーベナ油」や「インドメリッサ油」の名でも呼ばれています。
香りの特徴
レモングラスの芳香の主成分はレモンと同じ「シトラール」で、レモンのようにさわやかで、すがすがしい味と風味が楽しめます。酸味のまろやかなレモングラスのハーブティーは、だれにでも親しまれる味です。夏はアイスティーにしてもおいしくいただけます。
相性のよいブレンド
シングルで楽しむのはもちろん、どんなハーブとも相性がよく、ブレンドティーにも向いています。レモンティー風に紅茶とのブレンドもおすすめです。