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薫香とは?

薫香とは?

薫香(くんこう)とは精油成分を含む樹脂や香木、ハーブ、スパイスなどのインセンスをストレート(単品)、またはブレンド(調合)して焚き、その芳香を燻らせることです。薫香にはさまざまな利用法があり、香りを楽しむ以外に瞑想、宗教儀式などの目的で、多くの地のあらゆる文化において、伝統的に行われてきました。中でも日本においての「香道」や、ネイティブ・アメリカン(インディアン)の宗教的儀式「スマッジング」(または「スマッジ」)などが広く知られています。

薫香の力

インセンスに含まれる精油には、嗅覚をとおして心の奥に直接はたらきかけて、深層意識を変化させる力があります。気分を変えたり、記憶を呼び覚ましたり、あるいは感情に語りかけ、心のバリアを取り除いてくれます。薫香に使うインセンスの種類、意図や目的をによって、精神的にリフレッシュしたり、高揚したり、心があたためられて、リラックスしたりと、自分が望むような影響を与えることもできます。また、薫香には植物の力を解き放つことによって、空間のバイブレーションを高め、私たちのオーラに影響を与えて、エネルギーの不調和を癒す力があると考えられています。

日本における薫香

「アロマテラピー」という言葉や香りのもたらす効果については、日本では1985年にイギリスのアロマテラピー研究家ロバート・ティスランドの著書「アロマテラピー芳香療法の理論と実際」が翻訳されてから、本格的に普及したといわれています。現代の日本において、アロマは日常的な存在になりつつありますが、日本の文化や歴史においても、古くから香りはとても大切な存在でした。


日本には6世紀に中国から仏教とともに香が伝えられたといわれており、奈良時代には仏前を清め邪気を払うために香を焚く「供え香」が儀式として行われるようになったといわれています。平安時代には上流階級の貴族の間で、衣服や寝具に香を焚き込める「薫衣香」、室内に香を燻らせて楽しむ「空焚物」などが流行しました。そして、公家文化・武家文化と禅宗文化の融合といわれる東山文化のもと、一定の作法がつくられ「香道」として完成しました。江戸時代には一般庶民の間にも普及し、香道は日本の伝統芸術として確立しました。

西洋における薫香

古来よりネイティブ・アメリカンが行ってきた薫香に「スマッジング」があります。スマッジングとは、神聖なハーブ「ホワイトセージ」の束を焚いた「聖なる煙」で、場や空間、オーラ、スピリチュアルな存在(=グレートスピリット)にメッセージと祈りを運ぶ、ネイティブ・アメリカンの伝統的なセレモニーです。


ヨーロッパでも儀式的な薫香が行われており、多くの巡礼者が集まる教会や修道院では、常にフランキンセンス(乳香)が焚かれています。これには神聖な領域を清める意味もあるそうです。

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