本商品はインドネシア産のイランイラン(学名 Cananga odorata)の花から水蒸気蒸留法で採油された100%エッセンシャルオイル(精油)です。「サード」グレードのイランイランオイルです。
100mlはドロッパー付アンバー遮光瓶入
250ml/500ml/1000mlは中ポリ栓付アンバー遮光瓶入
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イランイランのエキゾチックでフローラルな香りは、数ある精油の中でも魅惑的で美しい香りを持つものの一つにあげられます。うっとりとするほど甘いイランイランの香りは、ジャスミンにも似た優美で濃厚な芳香。大人の女性に似合う香りです。
イランイランの精油は抽出された時間によりグレード(等級)が分けられています。最も短い蒸留時間で抽出された精油は「エクストラ」と呼ばれています。限られた短い時間で蒸留される「エクストラ」は芳香的な価値が最も高いことから、イランイラン精油の最上級品になります。
【品名】イランイラン
【英名】Ylang Ylang
【学名】Cananga odorata
【科名】バンレイシ科
【抽出部位】花
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【原料産地】インドネシア
【グループ】フローラル系
【ノート】ミドルノート~ベースノート
■ イランイランとは? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
イランイランは南洋群島が原産の熱帯の気候に育つバンレイシ科の樹木で、人の背丈くらいの低いものから20mにまで成長します。一見何の変哲もない樹木ですが、房のように垂れ下がった、黄色、白、ピンク、藤色のとても美しい花を咲かせます。このイランイランの花は、エキゾチックな南国を感じさせるフローラルな強い芳香を漂わせます。人によって好き嫌いが大きく分かれる香りですが、この香りに惹かれる人は、やみつきになる香りです。
■ イランイランオイルの等級について ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
イランイランの精油は抽出された時間により等級(グレード)が分けられています。最も短い蒸留時間で抽出された精油は「エクストラ」と呼ばれています。限られた短い時間で蒸留される「エクストラ」は芳香的な価値が最も高いことから、イランイラン精油の最上級品になります。「エクストラ」の蒸留後に抽出される精油は「1st(ファースト)」と呼ばれ、その後より順次「2nd(セカンド)」、「3rd(サード)」と呼ばれる等級に分けられます。蒸留時間が長くなるにつれ、香りは単調で重い香りになります。このほかに、長い時間をかけて完全蒸留される「コンプリート」があります。「コンプリート」は全てのグレードの精油がバランスよく含まれるため、華やかさと繊細さを併せもつ、複雑な香りの精油になります。
■ イランイランの名前の由来 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
イランイランの名は、その花の美しさをたたえた「花の中の花」という意味のマレー語「アランイラン」が由来しています。また、イランイランは遠くからでも風に乗って運ばれた香りを感じるほど、強いフローラルな芳香を持つことから「パフュームツリー」とも呼ばれています。
■ イランイランの歴史 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
パナイ島の伝説では、民の神「ナガ神」を彫るための木を探していると、神の使いとされている一羽の尾の長い小鳥がイランイランの木に止まり、まるで小さな小鳥が舞い降りたように美しく、誰もが嗅いだことがない甘美な香り高い花を咲かせたと伝えられ、イランイランは神の祝福を受けた木とされています。中世ヨーロッパのビクトリア朝時代では、当時流行していていたことで有名な「マカッサル油」にも使われていました。また、インドネシアには新婚初夜のカップルが夜を過ごすベッドに、イランイランの花びらを敷きつめるロマンチックな風習があるそうです。
■ イランイランと相性のよい精油 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
スイートオレンジ、
グレープフルーツ、
サンダルウッド、
シトロネラ、
ジャスミン・アブソリュート、
ゼラニウム、
ネロリ、
パチュリー、
ベルガモット、
ラベンダー、
レモン、
ローズ、
ローズウッドなど。
■ 使用上の注意 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ご使用に関しましては関連書籍等をご参考下さいますようお願い申し上げます。