本商品はアメリカ産のスペアミント(ミドリハッカ/学名 Mentha spicata)の全草から水蒸気蒸留法で採油された100%エッセンシャルオイル(精油)です。
30ml/100mlはドロッパー付アンバー遮光瓶入
250ml/500ml/1000mlは中ポリ栓付アンバー遮光瓶入
スペアミントのエッセンシャルオイルの主成分は「カルボン」で、ペパーミントのように清涼感のもととなる「メントール」を主成分としていないので、香りがやわらかく、まろやかな甘みが感じられます。
【品名】スペアミント
【英名】Spearmint
【学名】Mentha spicata
【科名】シソ科
【抽出部位】全草
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【原料産地】アメリカ合衆国(オレゴン州)
【グループ】ハーブ系
【ノート】トップノート
■ スペアミントとは?
スペアミントは地中海地方と北アフリカ地方が原産のシソ科の多年草で、草丈90cmくらいにまで成長し、淡い紫色の小さな花を咲かせます。ミント(ハッカ)類は交配が簡単なうえに雑種もできやすいため、非常に多くの種類があり、広く知られている栽培種だけでも20種類以上にも及んでいるといわれています。また、寒さにも強く、生育が盛んなので世界中に広く分布しています。数あるミント類の中でも、日本ではペパーミントが人気ですが、欧米やヨーロッパではスペアミントの方がポピュラーな存在といわれ、ガムやキャンディーなどのフレーバーとしてもおなじみの香りです。本商品はスペアミントの全草から水蒸気蒸留法で採油された100%エッセンシャルオイル(精油)です。
■ スペアミントの名前について
属名の「Mentha(メンタ)」は、ギリシャ神話に登場する妖精メンテの名が由来とされています。メンテは冥界の神ハデスに愛されますが、それを知ったハデスの妻ペルセポネに嫉妬され、メンテは地面に踏み付けられ草の姿に変えられてしまいました。草に変えられたメンテは気高い香りを放ったとされ、この草がミントであると伝えられています。また、スペアミントの名前は、並んだ葉の形が「槍(Spear)」に似ていることに由来しています。葉が鮮やかな緑色なので、日本では「ミドリハッカ」や、江戸時代にオランダから渡来したことから「オランダハッカ」とも呼ばれています。
■ スペアミントの歴史
ミント類は古くから広く親しまれているハーブで、古代エジプト人やギリシャ人、ローマ人によって様々な用途で利用されていました。中でもスペアミントは古代ギリシャ人が香料として好んで使用していたといわれています。スペアミントはローマ人によってイギリスに伝えられ、かつては牛乳が凝固するのを防ぐために用いられていました。
■ スペアミントと相性のよい精油
レモン、 スイート・オレンジ、 グレープフルーツ・ピンク、 グレープフルーツ・ホワイト、 ユーカリ・グロブルス、 ユーカリ・グロブルス(オーストラリア)、 ローズマリー・スペイン ローズマリー・チュニジア、 バジル、 リンデン、 ラベンダー・クロアチア、 ラベンダー・ブルガリア、 ラベンダー・フランス、 など。
■ 使用上の注意
ご使用に関しましては関連書籍等をご参考下さいますようお願い申し上げます。